2016-08-07

スターフライヤーエコノミークラス(普通席)搭乗記-SFJ24/320-"タリーズコーヒーでホッと一息"|大阪(関空)>東京(羽田)

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格差の時代と言われますが、航空業界でも「高いか安いか」の2極化が進んでいます。そんな時代に逆行するかのよう、フルサービスで安価な料金を目指すのがスターフライヤーです。




ホスピタリティ第一のスターフライヤー

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以前国際線とは縁遠かった時代にお世話になっていたのがスターフライヤーでした。理由は”比較的安いのにサービスが良いから”。

日本で格安航空会社と言えばスカイマークエアラインズが有名ですが、「荷物の上げ下げすら手伝わない」などという程度の低さに呆れて以来使っていません。

JALやANAの国内線は何年経っても非常に高額な運賃を維持していますし、それよりも安くサービスが良いとなれば選ばない理由がありません。

この企業の面白いところは企業理念から中期目標までを読むと必ず「ホスピタリティ」の言葉があること。日本の企業は方針がブレて普通だと思い込んでいましたが、ここまではっきり方針がぶれない事には感心するばかりです。

スターフライヤーとタリーズコーヒー

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JALやANAと同様しっかりとドリンクサービスが提供されますが、特徴的なのはタリーズのコーヒーが供される事です。

インスタントのようなチープな味では無く、カフェの味と遜色ないコーヒーを楽しめます。またコーヒーを頼むとチョコレートがもらえるのも嬉しい点。深い苦味と甘さがマッチします。




日本の国内線なのにBBCワールドが見られる!

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国内線にも関わらずエンターテイメントシステムが搭載されています。私がいつも見るのはBBC。一度として外国人が搭乗しているのを見た事が無いのですが、航空会社のこだわりかBBCワールドニュースが機内で見られるのです。

英語力をアップするには毎日の積み重ねが欠かせません。1時間〜1時間半の旅で勉強可能なツールをご提供いただけるのは、非常に嬉しく思います。


最近ではエンターテイメントシステムを搭載しない代わりに、"Wi-fiでコンテンツを配信する方式”もJALでスタートしています。

今時一人一台スマートフォンを持っていますから、双方にとってWinWinな方式です。最近海外で発表された機材ではスマートフォン・タブレットポケットを装備したものも登場しているとの事で、今後はそちらが主流になっていく可能性もあります。

”感じの良さ”を維持して欲しい

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座席もサービスも十分なスターフライヤーですが、残念ながら今の時代には中途半端になってしまうのか、業績が悪化した時期もありました。

会社がギスギスすると出てくるのは人の問題。態度が悪くなったり、サービスが粗雑になったり、外にまで悪い部分が出てしまうのです。

幸いスターフライヤーではそのような事を感じませんが、今後も「素直な感じの良さ」を維持して欲しいと強く思うところです。

上品さや清潔感は油断するとすぐに消えていってしまいますが、頑張れば頑張るほど光るもの。私のようなファンが毎日増えていけば、相当な影響力になるものと思います。




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