2013-11-17

優しさが欲しい、そのベトナム語に気遣いはあるだろうか?|ハノイ ベトナム

statue-of-elephant 象の像
グローバル社会と言う割には、一向に進化しているのかよく分からない国、日本。とは言え、沢山の人が海外に流れていることは事実です。しかしそんな海外生活の中に”気遣い”は残っているでしょうか。




勘違い外国暮らし日本人の教育手法

yellow-curry イエローカレー
ベトナムには、レストランで店員さんを呼ぶ言葉として、「Em oi」(エム オイ)と言うワードがあります。Emが女性・男性(自分より年下の人をさす)で、oiが呼ぶための言葉、と思えば間違いないでしょう。

私は正直言ってこの言葉好きではありません。ベトナムの人もしっかり使う言葉なので、使用上誤りは無いのですが、どうも呼び方に乱暴さを感じるのです。おまけに、相手が年上に見えようが何であろうが、全部同じ言葉を使う傾向があります。これも失礼じゃないか??、などと考えてしますのです。

実際には、呼ばれた相手はそんな事気にしてはいないのでしょうけど、上下の立場や、丁寧さを重んじる国にしては、この部分だけはやけに曖昧だと思います。以前日本人の親が、子供にヘラヘラ笑いながら教えていたのが物凄く不快でした。だって、子供の方が年齢はずっと下ではないですか。(私ははっきりバカ親だと思います。)

日本人のガキから、すみませんおっさんなんて呼ばれたら、私は確実にその場で説教しますよ。こんな事を考えているのは私だけなのだろうか・・・?と疑問に思っていたところ、ある日本人の方が全く同じ事を考えていらっしゃいました。

「あの言葉はあまり使いたくない!」と、思わず共感してしまいます。素直に結構嬉しいです。

日本人がどこへ行って、何をするのも自由ですが、日々の生活に”気遣い”を忘れてはいけないのだと思います。経済大国となって『俺達の方が上』などと誤った価値観を持ったことはありませんか。また、外国の人が相手だったら、どんな対応しようが何でもいいなどと思ったことはありませんか。

日々の悪い積み重ねが私達全体の価値を下げ、現在の過酷な状況に陥っているのかもしれません。




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