2016-05-14

Intel社の歴史博物館、インテルミュージアム訪問記|サンタクララ アメリカ

インテル本社 intel-hq
前回ご紹介したコンピューターヒストリーミュージアムに続いて訪れたのが、CPUでお馴染みのインテル社が運営するIntel Museumです。




インテル直営のCPU専門博物館

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名前の通りインテル社のこれまでの功績を紹介する博物館です。

一般的には分かりにくいCPU製造の流れや、発展の流れが理解しやすく展示されています。例えば普段目にする事の出来ないシリコンインゴット(素材)や、シリコンウェーハーの解説もあり、製造工程を理解する事も出来ます。

演算処理装置の発展:ムーアの法則

moore's-law ムーアの法則
CPUの歴史を知る中で欠かす事が出来ないのは、MOORE'S LAW”ムーアの法則”に関する展示です。

これは2年毎に集積回路の複雑さが2倍になっていくことを定義したものであり、実際この法則通りに高速化が進んでいます。

moore's-law2 ムーアの法則
私達のスマートフォンを見れば分かりますが、発展のスピードは法則すら凌駕しているのかもしれません。

これは個人的な意見ですが、”一体このスピードをどうやって生かす?”と悩み始めた時点で、人間はマシンに負けているとも考えられるのではないでしょうか。

ibm-pc
intel-watch
最初は小さなスタートでも段々と大きな進歩へとつながっていくものです。初期のPCやデジタル時計が展示されています。今はスマートウォッチが世に出てきましたが、結局は原点に戻っているような気がします。




IOTの時代には白物家電にも”インテル入ってる”?

history-of-cpu intelcpuの歴史
私が一番最初に触れたパソコンに搭載されていたのはわずか33MHzのCPUでした。今は小さなスマートフォンですら1GHzを超えるCPUを搭載しています。次はIOTの時代になり、車や白物家電にも高速CPUが搭載されていく予感がします。

intel-hq2 インテル本社
あまり規模は大きくないので15分もあれば回ることが可能です。私の場合はアップル社や、地元のお店などの訪問と合わせてコースに含めました。

なかなか行く機会の無い場所ですから、近くに行かれる場合には立ち寄られてはいかがでしょうか。

インテルミュージアムの基本情報

・ 住所:2200 Mission College Boulevard Santa Clara, CA 95054
・ 開館時間:月~金:9:00~18:00 / 土:10:00~17:00
・ 休館日:日曜日
・ 入館料:無料
・ 備考1:建物内に入り、受付横から中へ
・ 備考2:専用の無料駐車場あり
・ intel.com

(※上記の情報は全て2016年現在の情報です。必ず最新情報をご確認ください。)

Access : Intel Museum






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